髪の傷みを最小限に抑えて理想のスタイルをキープする

アイロンの正しい使い方

ご自宅では、ドライヤーの他にカーラーやヘアアイロンを使用して、
より長持ちするヘアスタイルを目指している方も多いと思います。
ヘアアイロンは、ドライヤー以上にダメージヘアを作りやすいイメージがありますが、
正しく使いこなせばとても便利なアイテムです。

ドライヤーとは違い、常に決まった温度設定ができるので、ムラなくキューティクルを綺麗に整え、
より艶を出したり、動きを作ることが出来ます。

日本と比べるとヘアスタイルの持続が良くない海外(UK)のドライな気候の中でも、
フラットアイロン、ロールアイロンを使用することでより理想に近いスタイルを作ることが出来、さらに持続させることが出来ます。

ヘアアイロン使用の際の注意点は以下の通りです。

①必ず、ドライヤーでしっかり乾かし、完全ドライの状態で使用します。
②油性商品(油性ヒートプロテクター)は使用しない。もしくは最小限で。
(温度をさらに上げ、さらに商品によっては髪に付着し続けダメージに繋がっていきます。)
③温度設定に気を付ける。
(頻繁に使用される方、カラーやパーマなどの薬剤処理の髪の毛は、130度くらいまでの設定。
根元の髪の毛をまっすぐにして艶を出す場合は160度から最高180度までの設定。
毛先にはより低温で試すのが望ましく、130度でも充分に艶やカールが出せます。

アイロンは、頻繁に使用を続けることで、熱変性が起こります。白くくすんだ状態です。
こうなりますと、熱で髪の中のタンパク質が化学反応を起こし、カラーやパーマといった薬剤処理が出来ない状態になってしましますので、
ヘアアイロンを何度も何度も同じところを繰り返しすぎないように注意しましょう。)

④鏡を見てアイロンをやらない。
(視覚に気を取られ過ぎるとアイロンを思うように動かせません。最初に確認をして少し下を向いて使用すると比較的楽にできます。)
⑤髪の毛を引っ張らない。
アイロンに力を入れてプレスしたり、引っ張ったり、同じところを何度も行わない。
低温で行っていますので、焦らず2、3秒数えながら少しゆっくり動かしていきますと一回のアイロンで効果が出ます。
⑥手首を動かさず、腕を大きな弧を描くように動かす。
(自然な丸みが出やすく、アイロン跡がつくことなくスタイルが作れます。)
⑦アイロンを行う際の毛束を細かくしますと、(フラットアイロンの場合:頭皮近くの根元にアイロンが入りやすくなります。)
(ロールアイロンの場合:細かいカールを作ることが出来ます。)
フラットアイロンは、挟み込むだけで熱は伝わります。
焦ることなくゆっくり動かして行ってみてください。

ロールアイロンは、毛束を挟み込むことが難しいかもしれませんが、フラットアイロンと同様に、根元の方から毛束を挟み込んで
毛先に向かって少しずつずらしながらクルクルと巻いていくことで、中間から毛先にかけてより綺麗な艶のあるカールを作ることが出来ます。

アイロンの使用は、あくまでも最小限で無理なく行いましょう。
スタイリング剤の使用は、アイロン処理が終了した後に行うようにしてください。
スプレーもしくは、オイル系の整髪剤などでスタイリングした髪をプロテクトし、形状をキープできます。

綺麗な髪を取り戻す

髪の艶を出して潤いを保つ